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山陽電鉄須磨寺駅より徒歩で5分。
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800 円(60歳以上 500円)=タオル・バスタオル使用料込み 備え付けシャンプーあり
コイン返却式衣類ロッカー、60歳以上 500円になるのもさすが神戸市ですネ。
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弱硫黄ラジウム泉
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【 泉質の説明 】
スパナビでは硫黄泉に分類してありましたが,ほのかな硫黄の匂いがします。
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リニューアルされた設備に満足しました。
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この温泉の良かった所 ⇒
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体験日 : 2002 年 2 月 9 日(土曜日・晴天)
スルッとKANSAI の温泉キャンペーン( H.14.3.31 迄 )で紹介されていた 須磨の湯,(ホテル) エンメイ,
カタカナではどんな意味か分かりにくいのですが,パンフレットに 延命 とありました。
きっと リニューアル前の名前を読まれ易くする為に,カタカナにしたのでしょうか
ここがが今回のターゲット。通常 800 円の入浴料が 600 円になるというので,その 200 円を儲けるために
K・カードなるものを購入し,梅田から阪神電車で 640 円の運賃を払って須磨寺駅へ向かう。なんのコッチャ?(笑)
今日は正規のメンバー・ K川さんと 日当を払うと機嫌よくついて来た私の嫁はんの 3 人旅。
でも,いきなりスタートから集合時間の 10 時に 30 分近く遅刻してしまった。
K川先輩に m(_)m 申し訳ない。更に,m(_)m に輪をかけて,腹をすかせた私が,立ち食いソバを食べる間,
先輩と嫁を再度待たせる始末。アー―,先が思いやられるなあ。
特急電車も三宮を過ぎると,各停になるのでボチボチ降りる準備をして,アナウンスを待つ。
月見山で下車。 降りてしまってから,エッ,なんで? 確か須磨寺のはずだが・・・と私。
車中で路線図を見ながら,月見山の次が須磨寺ですよ,そんな会話をした後,ウトウトしていたら,
手前の月見山で降りてしまった。 エーイ,Walk The Boon の精神で一駅ぐらい歩いてしまえ,と決定。
念の為,須磨寺までの道順を駅員さんに聞こうとしたら,ラッキーすぐに次の電車が来るとの事。
こうして,やっとこさ,須磨寺駅に到着しました。
須磨寺駅の踏み切りにあるバリケードが珍しいので ワン・ショット
改札口を通らずに,直接プラットフォームに行く人が居るからでしょうか?
駅構内の観光ガイドマップでホテル・エンメイの場所を確認。
丁度,須磨寺の横の池の傍にありました。そして,昔行った事のある須磨離宮公園も近くにあります。
本日のルートはこれで決まりました。
須磨寺 ⇒ 温泉 ⇒ 離宮公園
今回は歩く距離が少なく,いつもとは逆で,
The Boon The Walk になりそうですがノルマはこなせそうです。
須磨寺までは,ほぼ一本道で非常に分かりやすい道程です。
◎ ◎ ◎ ◎
境内はというと,昔ながらの寺に,機械文明が入り込んだような,変わったお寺さんでした。
何か博物館のようにも,美術館の庭のようにも思えます。
ピースサインやバンザイをしている
< わらべじぞう >,
頭をなでると電気仕掛けで動き出す
< 見て・五猿 >
まんまんちゃんはよう見て 五猿(ござる)。 頭をなでてやって下さい,と書かれた看板
はたまた,ゲタの天気占いと同じ要領の < ひとつ事占い >,
願いが叶うまで,右のハンドルを回して,中のゲタを宙にほり投げます。
上に比べれば,ちょっとは仏教の教えのように見える,チベット風・経典か?
それとも回転する単なる小屋なのか,?・・・これまた不思議なオブジェ
チベット仏教の経典を回して徳を積むという,あのやり方です。
お寺さん本来との関係が,もうひとつ理解に苦しむものがアチコチにおいてあります。
信者でない我々には十分楽しめる アミューズメント・お寺さんです。
展示物には,義経のヒヨドリ越えがこの近くだったらしいという土地柄でしょうか
源平合戦をテーマにしたものが多数ありました。歴史に興味のある人には面白いかも・・・
歴史に興味のない人でも,例えば,石に色付けをした雛人形的なものなど
一風変わった物が展示されてあり,首を傾げながらも,笑ったり感心したりして
境内を一周できます。入浴前の散歩にピッタリといえば不謹慎かな?(笑い)
寺の隣に須磨寺公園と大池があり,
主な温泉旅館がその池の周囲にあります。
← クリックすれば拡大図
その中に,インターネットで見た通りの
エンメイ がデーンと構えていました。
← クリックすると,デーンと大きい画面が見えます。
その大池は,名前に反して,意外と小さな池ですが,
南向きの広場と 浮き御堂が二つ程あり,
なかなかイキな設計になっています。
広場では,犬を放して散歩を楽しんでいる人もいるし,池で釣をしている人もいたり,
中には,シートを広げて,弁当を食べているオジサン達も居ます。
もう少し大きな池だったら,私のイメージにピッタリなんだけどなあ・・・・
と思っていると,後ろで K川さんの名前を呼ぶ声がしました。
振り返った先輩は怪訝そうな顔をして,弁当を食べていたオジサン達を見つめています。
奈良から来た先輩に,神戸にも知り合いが居るとは,なかなか顔が広いと感心していると,
驚き,桃の木,山椒の木 !,我々二人共通の上司 ,K橋さんではありませんか!!!!
現在は移動で別の部署になってますが,移動後,約半年ぶりの再会です。
何の事前打ち合わせもなしに偶然会えるとは、須磨寺詣をした御利益なのか、
奇遇としか言い様がありません。 K橋さんの方は、歩く会の役員をやっていて、
次回のコースを役員 3 人で下見中に,この公園で昼ご飯の最中だったそうです。
それにしても、先輩だけ名前を呼んで、私のことはどうなってるの!!!
特に私の妻は、結婚式の時に立派な時計を頂いて以来、<時計のマネージャー> と
呼ぶくらい親しい仲なのに・・・,そうか,その時計を実家のマニラで売り飛ばした事を
いまだに根にもっているのか?(笑) いえいえ,そうではありませんでした。
K橋さんとK川さんとは何度も歩く会に参加して,そのハイキング姿は互いに見知っていますが,
我々夫婦のハイキング姿は初めてなので気が付かなかったそうです。仕方がないか・・・,
私はいつもの破れジーパンに帽子を被っていたし,嫁はまるで冬のジョギング中のスタイル。
そうは言っても, K橋さんの方も,ハイキング姿で地面にシートを敷いて座り込んでいるので,
真横を通った時は近くに住むフーテンのおじさんグループと思った位で(失礼),全く気がつきませんでした。
服装の点では,お互いさまですか・・・・・ ハハハハ
半年振りの再会を記念しての思い出のショット。
K橋さんの名誉と,読者の方々の為に,念押ししますが,時計をを売り飛ばしても,怒るような人ではありません。
いつもの大きな声で,はっはっは,と笑い飛ばして許してくれた,(細身ですが) 太っ腹の,とってもいい上司です,ハイ。
さて我々も昼飯タイムなので,残念ながらここで 2 つのフーテングループはお別れです。
こうして珍しい再会を経験して エンメイ に到着しました。
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エンメイの良かったところ
平成11年10月にリニューアルされたそうで,清潔感にあふれたいい感じのホテルです。
玄関には,靴脱ぎ用でしょう,大木を輪切りにしたような珍しい腰掛けがありました。
この腰掛の存在は出るときに気が付いたのですが,まるで 遠路はるばるお疲れ様です,
と物語っているようで,オーナーの粋な心使いを感じました。
浴槽は小さいながらも,露天風呂,岩風呂,サウナ,打たせ湯などが,コンパクトにまとめられてあり,
使い勝手はとても良かったです。
打たせ湯の湯量が多いのはビックリ物でした。 頭に当てるとドッドッドと衝撃と迫力があります。
中年腹になりつつある人,なった人には,ジェット風呂が人気のようです。
浴槽から立ち上がれば大池が望めますが,見たがりが多いのか,見せたがりが多いのか,
外からの目隠し用の柵が
意外に高いのはちょっと残念です。
女風呂は仕方ないにしても,
男風呂の方は覗かれてもかまわないでしょうに・・・・
確か,男女日替わり変更ではなかったと思います。
浴槽から池を眺めることのできる風情を
もっと味あわせてほしいなあ,と思いました。
やはり露天風呂から眺める,穏やかな水面 と 山々の緑は,心和ませる,いい景色です。
湯上り後は,大広間の休憩場でゆっくりくつろげます。
食事もここでできるようになってます。
やはり,日本人はタタミが一番くつろげるようですね。
そして,風呂上りに飲むビールは最高です。 ゴクゴクゴク-----ッ, プファ〜〜〜。
衣類の着替えは,コイン返却式ロッカーですが,お年寄りにはチト難しいみたいです。
この温泉は 60歳以上 500円になるのでオジイチャンも結構見かけます。
風呂上り後,隣のロッカーでそんなオジイチャンが,カギが掛からずに難儀していました。
よく見るとコインを入れずに一生懸命カギをかけている。
私が戻って来た自分のコインで使い方を説明すると半分納得したような顔。
かと云って自分のコインを取り出す様子もない。
アアーーもうめんどくさいから,オジイチャンに 100 円プレゼントします,と云って
カギをかけてあげたところ,・・・なんと律儀なオジイチャンでしょう,
<あんたの番号は何番ですか? あとで必ずお返ししますから>と真顔で聞かれました。
アアーーもう,私は今からあがるところです!。
オジイチャンの律儀さに感心して,久々のオジイチャン孝行をしてしまいました。
K川先輩と今の出来事を思い出し笑いしながら,フロントに出てくると,
またまた,珍しい出会いが起こりました。
今度は数年前に定年退職されたOBの K間さんとの鉢合わせです。
お互いに オー,オー と獣のような声を交わしあいながら,
(互いに)相手の名前が浮かぶのを待ってます。(笑い)
互いの近況を報告しあったあとで,先ほどの K橋さんの話をすると,
なんとこれまた,ここに来るまでに出会ったそうです。 不思議な縁ですね。
ホントにこの日は珍しい人との出会いの日でした。しかも,Kの付く人ばかり・・・
ここまでくると,きっと,これは須磨寺詣の御利益に間違いないでしょう。(笑い)
お腹も満腹,ほろ酔い加減,まだ日も高いので,次の目的地・離宮公園へ向かいます。
離宮公園へはエンメイを出た直ぐ前の道路を,山側へ登れば 5 分くらいの距離です。
交差点で歩道橋を渡る時,瀬戸内海が見えるようになります。
やはり,神戸は 海 と 山 が同時に楽しめる,いいところです。
歩道橋を渡って,スロープを使って下ると,公園入り口です
須磨離宮公園は有料で大人 400 円ですが,支払うだけの価値は十分あります。
木々の茂った坂道を一度ターンして上って行くとメインの噴水公園に出ます。
坂を登り詰めた後,一転して,広大な敷地に
沢山の噴水が目に飛び込んで来るので
入園者にとっては新鮮な驚きになるでしょう。
(クリックで拡大図)
あれあれ,暫し噴水を眺めていたK川先輩,
ついに地面にへたり込んでしまいました。
どうしたのかなと見ていると,
やおらカメラを取り出して本日初めての撮影です。
かなり感動している様子・・・ 10 数年前の私の時と同じです。
数基の噴水の奥には一段と大きな白い建物が見えます。 中はレストランになっています。
(クリックで拡大図)