【廃校になった小学校の跡地から温泉が湧き出た】 しかも 【美人の湯として名高い,和歌山の龍神温泉と同じ泉質】
夢とノスタルジーを掻き立てる温泉記事ですネ。
温泉の名前は ほの字の里・・・ロマンチックな響き。 私はあなたに ほの字・・・そんな意味しか思い浮かばない私。
でも,農林体験施設となっているのでお堅いのかな?
ネットで調べると
ほっこりの【ほ】,ほのぼのの【ほ】,ほっとの【ほ】,ほんものの【ほ】,
あなたの探すほの字はな〜んだ?・・・ってな感じで,全然,お堅くない。 ウ〜ン,ますます謎めいてくる。
行ってみましょう。4月定例の Walk The Boon に決定。
犬鳴山で初参加したハナクソ弁当のN田さん,太子温泉で初参加のカッコイイヒゲの持ち主のAさん,
そして,Aさんと意気投合してしまったメル友の My wife。
計4人で貝塚・水間鉄道・水間駅に 11時集合となりました。
今回も ほの字の里を よく知っていると主張するAさんを信じて,リーダー役をお願いしました。
南海電車・貝塚駅に予定通り10時半頃到着。
ここで水間鉄道に乗換え。
この水間鉄道,この辺でも珍しい単線運行です。
駅の券売機も珍しい。右側が新500円硬貨が使えて,
左側はダメ。(逆だったかな?)
そして,千円札も使えます,と注意書きがあるのも珍しい。
オット,ちなみに,貝塚市の観光マップは この券売機の左隣の観光案内事務所で入手出来ます。
道中,運転手さんと車掌さんとの絶妙のコンビで,
乗降客のキップの販売・回収する姿を見るのはとても楽しい経験でした。
水間鉄道の終点・水間駅です。
雰囲気のある,いい駅舎でしょう?
駅ではすでに N田さん,Aさんが到着していました。
案内役のAさん,スタコラ・スタコラ先導して歩きはじめます。
バス停か駐車場かなと思ったら,大きな境内に着きました。
水間寺だそうです。
中央に位置する 三重の塔はデ〜ンとして迫力があります。
8世紀中頃の高僧・行基の開いたお寺だそうです。
本堂もえらくバカデカイ建物になって居ます。
ヘ〜,貝塚の見つかった貝塚市しか知らなかった私,
意外と歴史のある町だなと感心しました。
水間駅の駅舎もこのお寺の為に出来たようなものですネ。
さて,観光も終えて,いよいよ温泉かな?・・・ではありませんでした。
何処をどう歩いたのか,今度は小さなお寺に案内されました。
建て看板を見ると,高僧・行基よりも,我々にはもっと高名な(?)
【お夏清十郎の墓】
と記されていました。
あの近松の心中ものの作品にある,
火付けの罪を犯したお夏と 清十郎との純愛話の主人公達,あの二人の墓なんですか?
そうか,実際にあった心中事件を近松が浄瑠璃の題材にしたと聞いた記憶があるような。
ヘ〜,その二人が,ここ貝塚で葬られているとは,全く知りませんでした。
今では,えんむすびのお寺,愛染堂として残っています。
それにしても,よく出来た話ですなあ〜,と疑いながらも感心してお参りしました。
純愛話には程遠い嫁にも,
チョットでも御利益があるように,と・・・・ガハハハ。
建て看板の裏にお墓がありました。何気なく近づいて見ると,
左右の石に 林長二郎,田中絹代と刻んであります。ホント。
*ご両人をご存知無い若人の為に,
林長二郎とは長谷川一夫の若い時の芸名で,田中絹代とともに,
銀幕の映画スターとして,永遠の 美男・美女ともてはやされたものです。
なんか 映画会社のジョークかいな,と思うような訳の分からない墓です。
チョットしらけてしまいましたが,なんの説明文も書かれてありませんでした。
昔,二人で,お夏清十郎の映画の主演でもやったのでしょうネ。
何とかしてくれません,この墓。でも,堂々と祭ってあるのでオモシロかったです。
これで市内観光は終り,いよいよ,Aさんの車で,ほの字の里へ向かいます。
府道40号線を南に走ります。阪和自動車道を過ぎる頃からカーブの多い山道になりました。
道幅は狭いしカーブが多いのでハイキングには向きませんが,
やはり,好きな人は歩いているようです。車には十分気をつけてください。
沿線には 【奥水間アスレチックスポーツ(有料)】,【道陸神社】,【奥水間温泉】 などが続きます。
その【道陸神社】に立ち寄りました。
俗に, どうろくさんと呼ばれ,足の神様として信仰があついそうです
観光地ではないのですが,Aさんは足腰の健康の為熱心にお参りしているそうです。
思ったより広い庭にあるモミジのような赤い葉っぱの木と,
道場部屋の裏に流れる堰き止められた綺麗な小川が印象的でした。
この先に,風情のある【奥水間温泉】が右手に見えてきます。
残念ながら,平日の日帰り入浴しかないので,私には訪問のチャンスはありませんが,
静かな温泉宿として,とても人気があるそうです。
奥水間温泉を抜けて,2つ目の三叉路が出てくる頃に 目的地・【ほの字の里】の看板が見えました。
駐車場に到着
坂道の土手に草花で 【ほの字】 と植え込んであるのを見ると到着した実感が湧いてきてウキウキします。
広い駐車場では係員が誘導してくれます。駐車場の坂道の上に,旧・小学校の【ほの字の里】があるのでしょう。
それでは,その坂道を登って・・・・と思いきや,ガイド役の Aさん,坂道は登らずに駐車場を迂回します。・・・?
迂回どころか,ドンドン離れていきます。
学校がはるか,かなたになるほどに・・・
写真を見る限り,学校の正門は駐車場側ではなくて,民家の点在するこちら側であることが分かります。
こちら側から近づいていくと,一直線に伸びる心臓破りのような坂を曲がった所に正門跡がありました。
一段と大きな建物が体育館です。
民家を一望できる山城のような高台に建つ小学校。 当時の庶民の勉学・学問に対する敬愛を象徴するような光景です。
そんな風に考えるのは私の思い過ごし??
それにしても何処へ行くのでしょう??・・・
歩くにつれ,離れるにつれ,景色はスゴクよくなってきます。
ハイキングコースにピッタリ。
それもそのはず・・・和泉・葛城山のハイキングコースでした。登山コースB の立て札も見えてきます。
奥に見えるのが 葛城山の山頂付近です。
Aさんに先導され黙々と 30分くらい歩いたでしょうか?・・
【そぶら山荘】 に着きました。
Aさんのスケジュールでは,ここで昼食との事でした。それで山道を懸命に歩いていた訳です。
とてもいい山荘でした。山荘といっても山小屋ではありません。
間伐材を利用した建物で,
バーベキューハウスでは,川のせせらぎを聞きながら,
キャンプやバーベキューが楽しめます。
まずは,バーベキューハウスで昼メシです。入浴前ですが,カ ン パ イ !
幸い,他に客が無かったので我々4人で広いバーベキューハウスを貸切状態です。
狂牛病もなんのその,うまいお肉と美味しい空気に大満足。
一番うまかったのは,山荘の女将さんお薦めで,季節限定しかも
4月限定の タケノコの刺身。
取れたてのうちに,ショウガかワザビでいただきます。何にもつけなくてもグーーー。
生まれて初めて食しましたが, ウ マ カ ッ タ ー ・・・・・・
写真を撮るのも忘れて賞味させてもらいました。
山菜オニギリの上にあるお皿が そのタケノコの刺身で〜す。
町なかやスーパーなんかでは絶対食べられない絶品。やっぱり現地でないとネ。
バーベキューハウスの離れにはヒノキ風呂がありました。
冬場はやっていないとの事ですが,写真だけ撮らせて下さいとお願いして,中を見せてもらいました。
とても綺麗な内装で,文字通り総ヒノキつくりのお風呂でした。
浴槽は全部で一つしかないので,男女時間別制か,家族風呂として利用するのでしょう。
チョット酔いの回った我々,悪乗りして,混浴を楽しみました。
他の写真はちょっとドギツイので見せられません。それにしても,コラー!!人の嫁はんで遊ぶな!!(^0^)
ヒノキ風呂の近くの橋からキャンプ場に渡れます。 奥のほうに滝の音が聞こえてきます。
酔いも手伝ったせいか,無断でキャンプ場に入り込み,すっかり童心に帰ってしまいました。
シーズンオフだったので山荘からは,なんのお咎めもありませんでした。
お陰で,とても楽しい思い出となりました。
思い出となった川原に咲いていた花,でも誰も名前は知りません。
どなたか教えてください。4月に山辺に咲く野花です。
酔いも醒めたので,それではイヨイヨ,ほの字の里ヘ戻ります
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ほの字の里の良かったところ
ほの字の里は,小学校の廃校跡にできた林業・農業の体験施設だそうです。
その施設の一つが天然温泉・森の浴場・湯の館です。
水を確保する為に掘った井戸から,まさか美人の湯として名高い和歌山県の
龍神温泉と同じ泉質の温泉が出ようとは・・・・・
そんなユニークで小学校の廃校というノスタルジーを感じる事の出来る温泉です。
温泉の源泉名は かいづか温泉 "ほのぼの湯" と登録されていますが,
世間では 【ほの字の里】温泉 で通るようです。
これが,美人になって?
でてきたところの嫁はん。
もっといい顔できなかったもんですかね。
この時,待ち時間は20分と表示されていました。
ロッカーのキーで入浴者数を調整しているので,ゆったりと入れる反面,
予約をして待ち時間過ごす必要も しばしばあるようです。
この時は女風呂の方が混んでいました。
それにしてもこの手前の木,どの角度からも撮影の邪魔になります。何とかなりませんか?
肝心の風呂は,木をふんだんに使った 杉風呂と 桧風呂の 内風呂があり,
期間毎に男女入れ替えで利用できます。我々の時は 杉風呂が男性用でした。
浴槽内は底面まで総て杉材が使われており,とても優雅な気分にさせてくれます。
同じ浴槽に 寝湯があり,丁度良い角度で寝湯が楽しめます。
但し,泉質がヌルッとしているので,初めて入った人はそのままズブズブっと頭まで,
ということもありえます。現に,私がそうでした。(^0^)
それでも,木肌に触れる感触は,ほのぼのと心を和ませてくれます。
そして,あのヌルっとした泉質は湯上り後のお肌をしっとりと仕上げることも最近分かってきました。
露天風呂は残念ながら,思ったほど大きくは無く,正直期待はずれでした。
手すりが新しく設置されて,順次改善されているようですが,
中庭も綺麗に剪定されているだけに,もうちょっと大きな露天風呂がほしいところですネ。
又,ほてった身体を冷やす休憩場もほしいです。ほの字さん,ご検討ください。
それでも,内部の写真撮影ができないくらい人気のある露天風呂でした。
遠路はるばる・和歌山からも訪れるファンもいました。きっと泉質がいいからでしょう。
温泉としての評価としたら ◎ 止まりですが,
施設全体を含めて評価すれば,◎○ としておきましょう。
そぶら山荘訪問とのセットで評価するならば,完全に ◎◎ なのですが,
その意味で,非常に評価の難しい露天風呂でした。
ほの字の里は温泉だけではありません。
その他の施設としては,
A宿泊施設・ほの字の館,Bレストラン・ガーデンテラス,C研修室,D木工室,Eスポーツ施設・げんきの館,
Fぱっとゴルフ,G炭焼き小屋,H森林浴コースなどが運動場を中心に広がっています。
小学校跡地であることを実感できるのは,
その運動場と
体育館です。
☆ 宿泊施設
かなり安い料金で宿泊できるようですが,
和室で 5人部屋4室と 10人部屋1室 となっているので
少人数のグループか,研修グループ向きなのでしょうか?
2人一部屋でカップルが泊まれるものかよく分かりません。
ただ,施設としてはバリアフリーになっているようで,
階段の手摺には簡易エスカレーターも設置されているし,
誰でもが楽しめる宿泊施設のようです。
☆ 研修室,木工室
宿泊施設の下が 研修室,木工室になっています。
家族連れのグループなら,木工室で楽しく遊べるのではないでしょうか。
指導員がいて 本立て,コースターなどの作り方を指導してくれるそうです。
☆ スポーツ施設・げんきの館
ほの字の里を象徴する 体育館・兼・講堂です。
なんとなく懐かしい思いが蘇ってきます。
中では,バスケット・卓球・バトミントンなどなど
好き勝手に遊んでいました。
☆ 炭焼き小屋
これは我々にとって異色ですが,
林業・農業の体験施設としてはあって当然のものですネ
運動場の山側に這うようにあって,
宿泊客が体験できるようです。
☆ 森林浴コース
体力のある方は和泉葛城山ブナ林までチャレンジしてみては・・・とパンフレットにありました。
☆ ガーデンテラス
ここでも広いテラスでバーベキューが楽しめます。
ここでの一押しは 入浴券付きの朝粥セットだそうで,日曜の朝には行列ができるほどの人気とありました。
但し,午前7時から10時までの時間限定販売だそうで,遠方組の我々には,ほぼ絶望的に無理でしょう。
以上,一通りほの字の里の説明を終わったところで帰路につきます。
いよいよ,水間駅でガイド役の Aさんともお別れです。水間駅で最後の記念撮影も済ませました。
最後に 美味しいコーヒーでも飲みたいですね。と私が提案したところ,ヨッシャ・ヨッシャと
再度,車に乗って喫茶店探し。 水間線沿いにドンドン走ります。 間もなく貝塚駅。
アレアレ,それでもドンドン走ります。なんかオカシイなぁ。間もなく岸和田市。
ここはAさんの地元,脇道を入りクネクネと迂回路を走ります。
着いたところがAさん行きつけの落ち着いた雰囲気のレトロ調の喫茶店。
コーヒー一杯の為に10キロ以上も走ってもらいました。
帰りの水間鉄道の単線を味わえなかったのは少し残念ですが,
一生懸命,走って,観光案内までしてくれたAさんに感謝・感謝。
*そうでも云わないと,又,水間駅まで戻ろうかと真顔で云いかねない
ガッツのある運転狂Aさんでした。
結局,岸和田駅まで送ってもらって,本日の Walk the Boon は解散。
オワリ
2002 年 4 月 20 日(土曜日・晴れ)
バイバイ
さて,次はどこへ行きましょう?
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