ミドリ電気では別に買い物する気もなかったので早々と【あま湯】探しになりました。
駅から5分も歩かない内にすぐ見つかりました。
天然温泉・千竜の湯と看板にあります。
大きな駐車場に大きな建物です。
玄関口に源泉の湧き出し槽があります。
鉄さびのこびり付いた本格的温泉のようです。(ピントがかなりボケております。スイマセン)
広いロビーに,レストラン
中は入館ユニフォームのパジャマ姿のお客さんで一杯です。
寒さの余り 用足しに行った私が ロビーに戻ると,K川さんはロビーのイスに座ったまま,浮かない顔。
尋ねてみるとフロントを指差し,入浴料が 1,900 円也との事。
そういえば,会社のM木さんが時々来た事があるそうですが,
終電に間に合わなくなって泊まった時,食事やマッサージやらを頼んで 10,000 円近く使う事もあると聞いた事を今ごろ思い出した。
ゲ〜〜ッ,カンベンしてヨ。 スゴクいい温泉であっても,思いつきの日帰り入浴でそんな大金を払う気は全くありません。
アアどうしようかな。
ヘヘヘ〜,こんな事もあろうかと,ワタシは常に温泉情報誌を持ち歩いています。
今,手元にあるのは,るるぶの【京阪神からの日帰り温泉】これで尼崎を探してみました。
候補に上がったのは【甲子園・旭泉の湯】と【クア武庫川】。ここから一番近いのが【クア武庫川】
最寄りの駅は阪神電車・大物駅。距離にして1キロくらい南に下ればいいのでしょう,と簡単に決定しました。
こうして【るり渓温泉】以来,雨のそぼ降る中,いつもの Walk That Boon が始まりました。
目指すは 大物, 1 キロくらい歩いてでも温泉に入ろうとする我々二人はオオモノってか?。ハハハ
今,考えてみると,上の【あま湯】の写真がボケているのも,最初からこの温泉に縁が無かったのではないかなと思ってしまいます。
大物駅までは実際 1 キロ以上あったように思いますが,武庫川駅まではスムーズに到着しました。
阪神・武庫川駅と言えば,
武庫川に掛かる橋の上に在る珍しい駅です。この駅の西側に降りるか,東側に降りるかで大違いです。
【クア武庫川】に行くには西側に降ります。 ちなみに,東側に下りれば,後日N田さんと行く事になった【元浜温泉】にいけます。
ここからは阪神武庫川線に乗り換えて東鳴尾駅まで行きますが,武庫川駅から歩いても大差はありません。
丁度,2つの駅の中間くらいにありました。とりあえずは情報誌の通り,東鳴尾駅まで乗ってみました。
東鳴尾駅は西宮市という都会の中にあるのに,無人駅という珍しい駅です。
東鳴尾駅の寂びれた駅前から北西の方に3分も歩くと小さな川があります。
その川沿いに歩くと郵便局の先にポツンとありました。小雨が降る中なので余計にそんな感じがしたのかも知れません。
着きました【クア武庫川】温泉です。
ホント,住宅街の一角という感じで建っています。
時刻は1時過ぎ,昼食も摂らずに歩いていたのでお腹は空いているのですが,取り敢えず入りましょう。
アレッ,閉まっている。 エッ,今日は休みか?
そういえば,のれんも出てないし,人通りも少ない。 でも,今日は日曜日,朝風呂くらいやっているだろうに・・・
恐る恐る中を覗いてみるが,シ〜〜ン。 覗いた二人も シ〜〜ン・・・・・無言。
対照的に,玄関の横では,湧き出す温泉の音が ボコボコボコ と。
流れ出る湯の跡には鉄さび臭と赤茶色の模様がクッキリと。
いいですね,本物の温泉みたいですよ。折角来たのだから何とか入りたいなあ。
念のため,情報誌をチェックしてみると,
アッ,営業時間 15:00〜24:00 とクッキリ書いてある。
いつも,スーパー銭湯ばかり入っている我々,
こういう事もあるんですネ。
仕方が無い,近くのお店で昼食を摂る事にしました。ゆっくり歩いて時間をかけて探しましょう。
とはいっても今度は近くにお店が見つからない。フラフラ商店街を歩いてやっと麺類屋を見つけました。 それでも1時間ほど時間が余る。
お店の人に事情を話して,マジで1時間以上店内で粘らせてもらいました。
2:30 過ぎ,意を決して再び小雨の中を川沿いに戻ります。 よかった・・・
今度はのれんも掛かっているし,電光看板も点灯して,すでに数人のお客がのれんをくぐりぬけて行きます。
一番乗りは逃したけど,やっと念願果たしました。フウ・・・。
【
クア武庫川
】
のよかった処
館内は可愛らしく小さなロビーと
ごく普通の受付フロントです。
「この風呂に入る為に,はるばる枚方と奈良から来ました。しかも1時間半も前から待ってました。」とフロントの人にアピールしてみました。
少し驚いたような感動したような顔をしていましたが,別に料金を割り引いたりのサービスをしてくれる訳ではありません。アタリマエか。笑
脱衣場から浴室へ入ってみると,普通のお風呂屋さんと同じ・・・・・ごく庶民的。
浴槽に入ってみましたが,これも普通のお風呂屋さんと同じ・・・・・ン?家の風呂と同じ?。
K川さんも,熱心にお湯を手揉みしながら感触を確かめています。
そして,二人で顔を見合わせながら,「これ,温泉ちゃうよネ」と合唱。
一緒に浸かっていた近くのお兄さんが,親切に教えてくれました。
「内湯は温泉ではありませんよ。 温泉は其処のドアーの向こうにあります。しょっぱいですよ。」なるほど納得・納得。
我々の入浴体験も,次第に温泉かどうかの識別はできるようになったようで,チョッピリ嬉しくなりました。
教えてもらったドアーを開けて外に出ます。 えらく狭い露天風呂です。四畳半 いや 三畳くらいの広さでしょうか。
かなり強烈な鉄サビの臭いがプーンとします。
二つの浴槽がありました。
奥に源泉っぽい広めの浴槽。 お湯が白濁して写っているのは下から,ボッコンボッコンお湯が湧き出しているからです。
これがいかにも本物っぽくて,とてもオモシロイ。情報誌では【源泉は汲み上げている】と書いてあるのですが,どうなんでしょう。
源泉の色は少し白濁している程度です。周辺は御覧のように温泉成分で茶褐色に変色しています。
私も久々撮ってみました。 ⇒
壁に描かれた鯉の絵はいかにも昔風の銭湯の雰囲気です。こういう銭湯の壁画,今はほとんど見かけなくなりましたネ。
さぁ,このサイズで大人が 5-6 も入れば満杯でしょう。この狭さも下町の銭湯の良さです。自然と未知の人でも会話が始まります。
もう一つは,手前にこれより小さ目の浴槽があります。サイズは 3 人位で満杯という可愛い浴槽です。
こちらは源泉を濾過しているそうで,透明色です。 温度も少しぬるめです。
この,ぬるめと熱め,白濁と透明,の二つの温泉を交互に入りながら温浴を楽しみます。
どちらの温泉もしょっぱいので,いわゆる【熱の湯】で,ぬくもりが風呂上り後も続きます。
内湯には,超音波気泡風呂、サウナ、スチームサウナ、水風呂,がありますが,
やはり,ボコボコ湧き出す浴槽の露天風呂が強烈なイメージを与えるいい銭湯温泉でした。
やっと,雨もあがったようです。可愛いロビーでビールをいただいてから,帰路に就きました。
訪問日 2002/12/08
オワリ バイバイ
さて,次はどこへ行きましょう?
京都府園部町【るり渓温泉】
【祥福の湯】大阪府堺市
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